門扉の基礎知識

門扉の開き方

門扉の設置は一般的に『内開き』が基本ですが、外開きにすることもできます。

●内開き

道路側から見て、家屋側に押し開く内開き。
最も一般的なタイプです。

●外開き

道路側に開く外開き。
開いた時に道路を通る人や車にぶつからないように、扉の幅+人の立つ幅だけ、門扉の取付位置を家屋側に後退させる必要があります。

 

門扉の仕様バリエーション

●片開き

主に勝手口、通路門などの間口の狭い場所に使用します。
オープンタイプの駐車スペースの横から入る門としても活用できます。

片開き商品一覧

●両開き

主に玄関の前に設置する正門として利用します。
幅広になってしまいますので、設置にはスペースを確保する必要があります。

両開き商品一覧

●親子両開き

狭い間口でも両開き施工が可能です。
両開きの扉1枚幅より広い間口幅を取ることができます。

親子両開き商品一覧

●引き戸

横方向へスライドで開閉するタイプです。
扉の開閉スペースが必要ないので、敷地を有効活用できます。
扉をスライドする引きしろが必要になってきますので、その間障害物がないように注意してください。

引き戸商品一覧

 

門扉の素材

門扉の素材は、大きく分けるとアルミ形材とアルミ鋳物の2種類ございます。
その他、スチールメッシュや人工木でできたものもあり、
材質によってイメージが異なりますので、建物や街並みに合った門扉をえらびましょう。

●アルミ形材門扉

溶かしたアルミを押し出して形成する直線を基調としたデザイン。
カラーバリエーションが豊富で、さまざまな外観デザインに合わせやすい、もっとも人気の素材です。

アルミ形材門扉 商品一覧

●アルミ鋳物門扉

溶かしたアルミをデザインの形に流し込んで形成。
重厚感があり、意匠と色彩にもこだわりが息づく門扉です。


アルミ鋳物門扉 商品一覧
●スチールメッシュ門扉

境界フェンスなどに使用するメッシュタイプの門扉です。
主に勝手口用の門扉として使用します。

スチールメッシュ門扉 商品一覧
●人工木・樹脂門扉

耐候性のある木粉入り樹脂を採用。
天然木のような美しい質感をいつまでも保つことができる門扉です。

人工木・樹脂門扉 商品一覧

 

門扉の寸法と設置

門扉の寸法は、間口×高さ(mm)で選びます。
例えば間口は、人がスムーズに出入りするには少なくとも60cmの幅が必要でしょう。
自転車やバイクを出し入れする場合は、80cm以上あるほうが望ましいです。

この数値を基準にすれば両開きで間口1,200mmとなります。
1,200mmの門扉をとりつけたい場合、1,200mmの開口があれば問題ない思われる方が多いと思いますが、実は違います。
門扉と門扉の間、門扉を吊るための柱と門扉には隙間がございます。
この隙間を足したものが必要開口寸法になります。

高さは、門扉自体の圧迫感を抑えるか、外部の視線をさえぎることを優先させるかによって、選択の基準が変わってきます。
門柱の上に門扉の柱が出ない高さ、約15cm位低くすると、バランスの良い門まわりになります。

 

門扉を選ぶ際の注意点

門扉一つでお住まいの印象は大きく変わります。
デザインで選びがちになりますが、毎日使う場所になりますので、使い勝手のよいタイプを選ぶことが大切です。
また、家全体のバランスを考えてデザインを選びましょう。
家が和モダンなのに、門扉を洋風デザインにしてしまうと全体のバランスが崩れてしまいます。
さらに、近隣の外構デザインが統一されている場合は、周りのお家との調和のとれたデザインを選択するようにしましょう。

 

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